MARC BOUCHKOV

同シーズン秋には、オランダ・フィル（指揮：ルドヴィク・モルロ）とコンセルトヘボウで共演し、2022/23年シーズンから同楽団の「アーティスト・イン・レジデンス」に招聘される予定である。

2021/2022年シーズンには、パリ・フィルハーモニーでマリインスキー劇場管と再び共演するほか、リール国立管、ベオグラード・フィル管、リエージュ王立響、国立ロレーヌオペラ座管等と共演が予定されている。

彼のハルモニア・ムンディでの初録音は、イザイの世界初演の作品2曲と、自身作曲による2曲を含む特徴的なアルバムである。この録音は「Diapason d’Or」と「Diapason Découverte」を受賞。またICMA2018ノミネートのほか、英誌では “One to Watch “（注目株） として取り上げられグラモフォン評でも絶賛された。

演奏活動の発展は一連の国際的受賞歴にも特徴をみてとれる。モントリオール国際ヴァイオリン・コンクールで優勝し、2019年チャイコフスキー国際音楽コンクールの銀賞を受賞した。他にロンドン・ミュージック・マスターズ賞やドルトムント文化財団の音楽賞も受賞している。

現在は、リエージュ・ロワイヤル音楽院およびリヒテンシュタイン国際音楽アカデミーの教授を務めている。また2017年から2019年までの間、クロンベルク・アカデミーで芸術補佐員として教鞭をとっていた。

使用楽器：1742-44年製「Carlo and Michelangelo Bergonzi」―Edwulstrad RMIC Ltd.から個人貸与