© ALAIN BARRÉ
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2020.01.24 | 「音楽の友」2月号にて、フランソワ・デュモンのインタビューが紹介されました! |
2015年6月フランスにて、レナード・スラットキン指揮 フランス国立リヨン管弦楽団とラヴェルの2つのピアノ協奏曲を演奏し、ライヴ録音としてNaxosより発表。
2016年2月・3月には、ブルターニュ管弦楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第17番 K.453と第23番K.488を指揮振りして話題となった。
BIOGRAPHY
国際コンクールでの活躍
これまでに、エリザベート王妃国際音楽コンクール、ショパン国際ピアノコンクール(5位)、クリ―ヴランド国際コンクール(3位およびショパン賞とフランス賞を受賞)、クララ・ハスキル国際ピアノコンクール(スイス)、浜松国際ピアノコンクール、トップ・オブ・ザ・ワールド国際ピアノコンクール(ノルウェー)、モンテカルロ・ピアノマスターズ等数々の国際コンクールで上位入賞を果たす。また、フランスで権威のあるヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジーク賞の器楽ソリスト部門においてノミネートされ、フランス音楽批評家協会より新人賞を授与される。
世界的教授陣との出会い
1985年フランス、リヨン生まれ。5歳よりパスカル・アンベールのもとでピアノを学び初め、その後リヨン地方音楽院にてChrystel SaussacとHervé Billautに師事。14歳の時、パリ国立高等音楽学校に入学し、サンソン・フランソワやアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの弟子であるブルーノ・リグットに師事する。後に、イタリア・コモ湖国際ピアノアカデミーにおいて、レオン・フライシャー、マレイ・ペライア、メナヘム・プレスラー、ドミトリ・バシキーロフ、フー・ツォン、アンドレアス・シュタイアー各氏等のマスタークラスを受講し、その他にも、ルガーノ音楽院にてTheo Lieven Chair奨学生としてウィリアム・グラント・ナボレ氏の元で研鑽を積む。
コンサート活動
これまでに、シャトレ座、サル・ガヴォー、サル・プレイエル、サル・コルトー、オルセー美術館、リヨン・オーディトリアム、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、モンペリエ・ラジオ・フランス音楽祭、ショパン音楽祭(パリ)、ノアン・ショパン音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ(ナント)、ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭(ワルシャワ)、モンフォール・ラモーリー≪ラヴェルの日≫音楽祭、リュブリャナ・フェスティバル(スロベニア)、ケネディーセンター(ワシントン)等で演奏するとともに、フランス国内のラジオやテレビにも定期的に出演。
オーケストラとの共演
2015年6月、レナード・スラットキン指揮 フランス国立リヨン管弦楽団とラヴェルの2つのピアノ協奏曲を演奏し、NAXOSよりライブ録音として発表。
これまでに、クリ―ヴランド管、フォートワース響、マリインスキー劇場管弦楽団、モンテカルロ・フィル、ベルギー国立管弦楽団、ワルシャワ・フィル、クラクフ・フィル、ローザンヌ室内管、カンヌ交響楽団、ニース・フィル、ギャルド・レピュブリケーヌ管、東京交響楽団、リエパーヤ響(ラトヴィア)、モロッコ・フィル、武漢フィル(中国)等世界中のオーケストラと、またヘスス・ロペス=コボス、アントニ・ヴィット、シュテファン・サンデルリング、ギルバート・ヴァルガ、フィリップ・ベンダー、ヴォルフガング・デーナー、ヴァレンティン・ボグダーノフ等の指揮者と共演。2011年、マリインスキー劇場管弦楽団とチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番にてサンクトペテルブルグにてデビュー。2012年4月、急遽代役としてアリ・ヴァン・ベーク指揮ブルターニュ管弦楽団とブラームスピアノ協奏曲 第1番を演奏。2015年1月、日本ツアーにてミハイロフスキー劇場管弦楽団とチャイコフスキー交響楽団1番を演奏。
録音作品
録音も数多く、Anima Recordsより発表したモーツァルト・ソナタ全集はPianiste誌より“芸術家賞”に選ばれる。また、Artalinnaレーベルとショパン・インスティトュートより、オール・ショパン・プログラムによるCDも発表されている。また、ラヴェル・ピアノ独奏曲全集(Piano Classics)は、テレラマ誌でフォルテッシモ賞、ディアパソン誌にて5つ星を獲得。最近では、ワーグナー=リスト(Piano Classics)、ブルターニュ管弦楽団と共演したモーツァルトのピアノ協奏曲の録音も発表した。2015年秋、J.S.バッハの4つの鍵盤楽器のための組曲も発表された。
室内楽活動
また、室内楽にも好んで取組み、タベア・ツィンマーマン(vla)、アンリ・ドマルケット(vc)、シネ・ノミネ四重奏団、ターリッヒ弦楽四重奏団、ツェムリンスキー四重奏団、ヴォ―チェ弦楽四重奏団、ドビュッシー弦楽四重奏団とも度々共演している。オーギュスタン・デュメイ(vn)とは、ブラームスの全バイオリンソナタを演奏。
デュモンはPhilippe AïcheとVirginie Constantと共にトリオ・エレジアックのメンバーの一人。トリオとしての1枚目のCD、メシアンとデュサパンの録音(初演)はディアパソン・ドールをはじめ、Monde誌で4つ星、Res Musica誌にてClé de solを与えられるなど、多くの批評家より賞賛された。トリトン・レーベルより発表された2枚目のCDは、ロシアの作曲家(アレンスキー、ラフマニノフ、リムスキー=コルサコフ)の作品で構成され、ディアパソン誌で5つ星、ラジオ・クラシックおいてCoup de cœurに選ばれた。トリオ・エレジアックは、パリのオペラ=コミック座にてベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全作品を演奏し、Brilliant Classicsより同作品の録音を発表、この録音はディアパソン誌で5つ星を獲得すると同時に、フランス・ミュジークにおいて年間大賞に選ばれた。
近年の活動
最近では、中国ツアーにてサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番、ラヴェルのピアノ全作品演奏会を成功させる。2015年9月にはトゥールーズのジャコバン・ピアノ・フェスティバル、その後アメリカでブラームスのピアノ協奏曲第2番。2016年2月・3月には、ブルターニュ管弦楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第17番 K.453と第23番K.488を指揮振りした。2019年2月、フランス最古のオーケストラであるコンセール・パドルーとフィルハーモニー・ド・パリにて共演。
(2021年6月現在)
VIDEO
ショパン: 幻想ポロネーズ
DISCOGRAPHY
REVIEW
音符のひとつひとつ、フレーズのはしばしにまで思念を通わせ、高い技術力と豊かな表現力、新鮮な感受性と鋭い感覚で強弱自在に紡ぎ出された演奏は、瞬時に 聴衆の心に魔法をかけてしまったかのよう。磨き抜かれた音質も、よくコントロールされたデリケートな弱音も、多彩な色彩感にあふれていた。
– – – – – – – 2014年 11月 月刊ショパン 横堀朱美
PRESS QUOTE
エレガンスとエスプリに富んだ音楽を作り出すピアニスト。アルフレッド・コルトーやサンソン・フランソワの美質を受け継ぐ馨しいピアニズム。何度も聴きたい、そう思わせるひそやかな魔力を秘めている。
– – – – – – – 2011年1月モーストリークラシック