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Orchestra PROFILE
ポーランド・シレジア・フィルハーモニー管弦楽団
Filharmonia Śląska im. Henryka Mikołaja Góreckiego
ポーランド・シレジア・フィルハーモニー管弦楽団は、ポーランドが戦火に見舞われる中、初回公演に向けて準備を行い1945年5月26日にポーランド音楽プログラムによりデビュー。その後、1974年に合唱団、1981年に室内楽団が設立される。カロル・ストリーヤが37年にわたり芸術監督を務め、地元のコミュニティへの音楽提供、およびポーランド音楽の普及活動を熱心に行い、その功績が高く評価され今日に至る。
レパートリーは多岐に渡り、シレジア出身の作曲家による現代作品にも力を傾注している。また、教育活動にも熱心に取り組み、1955年以降、州外に渡り年間400公演近くの教育的コンサートを主催している。若い聴衆に音楽を届けることに強い意義を感じ、学校で生演奏による音楽会を開催した最初の楽団でもある。子どもの日の祝祭に行われる「異文化提携的(生音楽とおとぎ話、音楽のBGM)イベント」は恒例となり、子供達や若年層に強い支持を得ている。
これまでに、グラジナ・バツェヴィチ、ワンダ・ウィウコミルスカ、ユージン・オーマンディ、レオポルド・ストコフスキ、カルロ・ゼッキ、キリル・コンドラシン、ズビン・メータ、ダヴィット・オイストラフ、イーゴリ・オイストラフ、ヘンリク・シェリング、アルトゥール・ルビンシュタイン、アレクシス・ワイセンベルク、マウリツィオ・ポリーニ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、クリスティアン・ツィメルマン、ピオトル・パレチニ、コンスタンティン・アンジェイ・クルカ、クシシュトフ・ヤブウォンスキ、アントニ・ヴィットといった数多くの世界的アーティストとの共演を果たしている。
Mirosław Blaszczyk PROFILE (Conductor/ Art Director)
ミロスウァフ・ブウァシュチック(指揮・芸術監督)
Mirosław Blaszczyk
カトヴィツェ音楽院にて指揮法、合唱指揮、作曲、音楽学理課程学ぶ。カロル・ストリーヤ教授のクラスを首席で修了し、現在は同校にて講師を務める。2005年、音楽博士号を指揮科で取得、2009年には博士号取得後の講師としての資格を授与された。1991年、第4回フィテルベルク国際指揮者コンクールにて入賞、その後奨学金を得てロサンゼルスに留学する。
1995年、ビャウィストク州立管弦楽団とともにアメリカツアーを行い、カーネギー・ホールで開催されたラストコンサートは人々を感動に導いた。1996年~98年、ポズナニ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、その後1998年5月より、シレジア・フィルおよび、フィテルベルク・コンクールの芸術監督となる。
1999年~2002年にかけて、ポルト国際ピアノコンクールの指揮責任者として活躍。2003年には、モロッコ国際ピアノコンクールの審査員を務める。2007年春、ウクライナ・フィルとともに、第7回ホロヴィッツ国際ピアノコンクールの入賞者コンサートをキエフで開催。
これまでに、ポーランド国立放送交響楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団とも共演。数多くのオーケストラと共にポーランド国内のみならず、オーストリア、中国、フランス、スペイン、北アイルランド、カナダ、韓国、リトアニア、ラトヴィア、メキシコ、ドイツ、ポルトガル、アメリカ、スウェーデン、ウクライナ等でコンサート・ツアーを開催し、聴衆を魅了している。
レコーディング活動も熱心に行い、シレジア・フィルの為にヴォイチェク・キラールが作曲した「交響曲第5番」は、世界初録音としてDUXより発売されている。
2001年には、その功績に対しカトヴィツェ市長より文化勲章が贈られた。また2009年には、ポーランド国家より第2勲等(銀メダル)が授与された。
ORCHESTRA MEMBER
オーケストラ構成メンバー(合計38名)
- 指揮者:ミロスウァフ・ブウァシュチック
- 1st ヴァイオリン:5
- 2ndヴァイオリン:5
- ヴィオラ:4
- チェロ:3
- コントラバス:2
- フルート&ピッコロ:2
- クラリネット:2
- オーボエ:2
- ファゴット:2
- トランペット:2
- トロンボーン:2
- ホルン:2
- ティンパニー:1
- パーカッション:1
- ツアースタッフ(マネージャー等):2