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2021.04.06 | 【来日中止】5月アンドレ・ラプラント |
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2020.04.03 | 【重要】アンドレ・ラプラント ピアノリサイタル2020 (4月22日 浜離宮朝日ホール) 払い戻し方法のご案内 |
2020.04.01 | 【重要】アンドレ・ラプラント ピアノリサイタル2020 公演中止のご案内 |
2020.01.20 | アンドレ・ラプラント2020年4月ツアー追加公演決定! |
2019.12.18 | アンドレ・ラプラント 2020年日本ツアー特設HP開設! |
2018.04.19 | 【当日券情報】4/21(土) アンドレ・ラプラント リサイタル |
2018.03.15 | 【謹告】4/21「アンドレ・ラプラント ピアノリサイタル」一部演奏曲目変更のお知らせ |
2017.12.07 | アンドレ・ラプラント2018年ツアー情報! |
2016.03.27 | (Youtube)アンドレ・ラプラント「Suggestion Diabolique」 |
ロマン派音楽の偉大なヴィルトゥオーゾとして評価されているカナダ人ピアニスト。2015年ショパンコンクール2位を受賞した、シャルル・リシャール=アムランを育てたことでも知られている。
BIOGRAPHY
チャイコフスキーコンクール2位受賞
若き日の彼は、ジュネーヴ、シドニーの各コンクールでの活躍につづき、チャイコフスキー国際コンクール(1978)での2位受賞(1位プレトニョフ、同位ドヴァイヨン)を機に国際的に注目を集める存在となる。当時の評論家達の間で、アシュケナージやホロヴィッツ、ルドルフ・ゼルキンなどの往年の巨匠と比され、リスクを恐れぬヴィルトゥオーゾ達の一員として歴史的に名を刻むピアニストの仲間入りをすることとなった。ケベック州音楽評議会より、年間を通して最も優れた公演や演奏家にのみに贈られる名誉あるオーパス賞を複数に渡って受賞している。(1999年ベストコンサート賞、2006年ベスト・アーティスト賞、2010年ベスト・コンサート賞)
カナダ最大のレコード賞の受賞、集める録音作品の数々
アナレクタレーベルから発表された録音から、Felixレコード賞を1995年に「リスト」、1996年「ブラームス」で連続受賞。他にラヴェル、ラフマニノフ、ショパンをリリースしている。また、ラジオ・カナダから発表された、ヨアフ・タルミ指揮のケベック交響楽団との「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番」は2001年のFelix賞にノミネートされ、CBCレーベルによる「ジャック・エトゥ:ピアノ協奏曲第2番」の録音は2004年のJunoアワードオーケストラ部門を受賞した。
指揮者、オーケストラとの共演
サー・ネヴィル・マリナー指揮ミネソタ響や、アンドリュー・ディヴィス指揮トロント響とのヨーロッパツアーに参加。また過去に、ユーディ・メニューイン指揮ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団の北米ツアーにソリストとして抜擢される。他にも、モントリオール響、シカゴ響、カーネギーホールおよびケネディーセンター(ワシントンDC)でのチェコフィルとの共演、サンクトペテルブルグ響などとの共演を含むロシアツアーがある。
数多の音楽祭への招聘
トロント音楽祭、オーフォード音楽祭、ラノディエール国際音楽祭、ドメーヌ・フォルジェ(以上、カナダ)、ドビュッシー音楽祭(フランス)、ペーチ音楽祭(ハンガリー)、ザルツブルグ音楽祭(オーストリア)、TCU-ヴァン・クライバーン、インスティテュート(アメリカ)などの主要な音楽祭にも度々招かれる。
コンクール審査員として
これまでにチャイコフスキー国際ピアノコンクール、オーストラリア国際音楽祭、カナダで最も権威のあるCBCコンクール、ホーネンス国際ピアノコンクール、ウィリアム・カペル国際ピアノコンクール、ヴァン・クライバーンアマチュア国際ピアノコンクールにて審査員を務める。
教育者としての成功、愛弟子シャルル・リシャール=アムラン
2015年までモントリオール音楽院でクラスを持ち、2015年にはショパン国際ピアノコンクールで2位を受賞したシャルル・アムランを輩出した。コンサートのオフシーズンには、カナダ、アメリカを中心にセミナーにおいて熱心な指導でも知られている。
(2016年4月現在)
INTERVIEW
“1980年初頭に、ユーディ・メニューインと演奏するようになりました。偉大な音楽家と演奏し、フレーズ、リズム、また様々なニュアンスについて尋ねることは若い時分の私にとって大変貴重なことでした。彼は深みのある人物で、私は本当に多くの刺激をもらい、さらに彼を通じてコルトーやホロヴィッツに代表される偉大なるピアニストたちに通じる「伝統」を感じることができました。
コルトー、ホロヴィッツ、ルービンシュタインは驚くべき想像力をつかって自由自在に表現することができました。私達にとって、過去に立ちもどり彼らのような偉大な音楽家達の演奏を聴くことは大切なことです。たとえば、ケンプの録音を聴いて、彼がピアノに向かう時になにを考えていたのかを知ろうとすることや、彼の演奏の中にある精神性、彼が纏った周囲のその気配にじっと耳を澄ますということです。とは言っても、彼らが絶対的な「真実」を手にしていたと言うわけではありません。ただ、そこには最大限の想像力でもって表現しようと挑んでいる彼らがいて、そして単なる「よい」「ミスのない」演奏以上の、我々の心を捉えて放さない音楽特有の特別な時間を創りだすことに成功しているのです。
そういった文脈において、近年、「テクノロジー」と「テクニック」の意味が混同されているように感じます。「テクノロジー」とは、ただ何かをするために使うもののことで、本来の「テクニック」は、単に正確に弾く事ではなく、先に触れたルービンシュタインのように、彼の中に表現されるべきイメージを実際に音にするための能力なのです。
「伝統」と「現在」について語ることが難しいのは、自身が個人として、また音楽家として、どのあたりにいるのか見定める必要があるからです。それを知るためには独りで練習するだけでなく、過去にどのような演奏がなされていたのか、現代においてどのような演奏がなされているのか知ること、そして他の音楽家との間で意見交換すること、これらはすべて、音楽家にとって課せられた果てしない学びの道程の一部であるといえます。
覚えておくべき重要なことは、私達が音楽で何をできるかということではなく、音楽が私達にどのように働きかけるのかということです。すなわち、音楽を私達が引き寄せるのではなく、私達が音楽に寄り添っていかねばなりません。それには、正式な教育を受けると同時に内面の成長も促さなければいけない。これは私の根本にある揺るがない考えです。
引用元webページ(Eng)
DISCOGRAPHY
VIDEO
Suggestion Diabolique
PRESS QUOTE
今やラプラントはカナダの国宝といえるだろう
- TheWholenote.com円熟期を迎えた巨匠による、深く内省的な体験
- トロント・スター紙