カスプロフから近況報告!

2017年6月9日 -

TARU-9251 (426x640)

日本の皆さんお元気ですか?先日、新譜CDのレコーディングを終えました。これはメロディアというロシアのレーベルからリリースを予定しています。日本ではあまり馴染みのないレーベルかもしれませんが、これはソ連時代には国営企業として設立された歴史ある会社で、今では民間となり第二の人生を歩み始めたところです。この伝統あるレーベルと取り組んだ今回の作品は、私達の母国、ロシアの音楽に捧げるものになりました。

収録曲は
・ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲
・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ペトルーシュカ』からの3楽章
そして2つの編曲もの
・ムソルグスキー作曲、イーゴリ・フドレイ編曲 :禿山の一夜
・ムソルグスキー作曲、サミュエル・ファインベルク編曲 :歌曲集「死の歌と踊り」よりセレナーデ

の四曲です。

ほとんど演奏されることのない「死の歌と踊り」は録音として希少価値があると思います。制作にあたり、ストラヴィンスキーとムソルグスキーの2曲には、通常の版に多少の追加や変更が必要だと気づかされました。例えば「禿山の一夜」では曲のスケールを拡大し、オーケストラの響きを再現するためにリスト風の技巧を付け加えたり、「ペトルーシュカ」の第三曲ではストラヴィンキーの原曲であるバレエのスコアをもとに編曲して付け加えました。この「ペトルーシュカ」の編曲手法を採用したのはアナトリー・ヴェデルニコフだけでしたが、私はどうしてもこの編曲が必要だと感じていました。結果としてこの録音のすべての曲がドラマチックで悲劇的な雰囲気につつまれ、オリジナル楽曲に緊密な繋がりをもたせることに成功したと自負しています。

リリース時期はまだ未定ですがお楽しみに!

9月9日(土)のリサイタルで日本の皆様にお会いできることを楽しみにしています!

次回来日公演詳細情報は↓
http://management.imc-music.net/kasprov-2017