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BIOGRAPHY

今年結成20周年を迎えるプリマ・ヴィスタ弦楽四重奏団は、ポーランドを代表する室内アンサンブルである。その幅広いレパートリーは特筆すべきものであり、作者不詳の16世紀の作品から、F.レッセル、S.モニューシュコ、K.シマノフスキ等19世紀に活躍した作曲家による作品、W.ルトスワフスキ、K.ペンデレツキ他現代作曲家の作品等、ポーランド人作曲家による作品の普及にも大きく貢献している。また、W.A.モーツァルトの作品は特別な位置を占め、毎年ワルシャワのモーツァルト音楽祭では、弦楽四重奏曲や弦楽五重奏曲はもちろん、ピアノや管楽器を含めた室内楽曲を演奏している。また、スペインのモーツァルトとも謳われたJ.C.アリアーガや、ポーランドと縁が深い作曲家兼画家であったK.M.チュルリョーニスの作品の発見もプリマ・ヴィスタ弦楽四重奏団の成果のひとつである。

ポーランド内外で活躍する国際的なソリストとの共演も数多く、代表的なものとして、E.ポブウォツカ、P.パレチニ、J. オレイニチャク、K.ヤブウォンスキ等と、モーツァルトやショパン「ピアノ協奏曲」室内楽版やJ.ザレンプスキ「ピアノ五重奏」、またK.A.クルカ、J.スタニエダとのヴィヴァルディ「四季」の演奏等が挙げられる。その他、ポーランドの著名なジャズピアニスト、ジャズサックス奏者との共演や、映画音楽への参加、ポップスのスターとの共演などジャンルにとらわれない幅広い音楽活動を展開している。

DUX、WINTER&WINTER、ポーランド・ラジオなどで15枚のCDを発表。うち7枚がフレデリック賞にノミネートされ、そのうち3枚(P.パレチニと共演したショパン「ピアノ協奏曲」他)が権威ある同賞を受賞している。

これまでに、ワルシャワフィルハーモニー、ポーランド放送ルトスワフスキ・スタジオ、ワルシャワ王宮、ワジェンキ水上宮殿他、ポーランド国内の数多くの主要なホールで演奏。また、ドゥシニキ国際ショパン音楽祭(ポーランド)、ノアン音楽祭(フランス)をはじめ、ポーランド内外の音楽祭にも頻繁に招待されている。

これまでに、スロヴァキア、ハンガリー、ウクライナ、イタリア、ドイツ、スイス、フランス、ギリシャ、ポルトガル、モンテネグロ、カナダ、アメリカ、日本、中国、韓国、北朝鮮、シンガポール、マレーシア、インドネシア、サウジアラビア、アルゼンチン等世界各国で演奏。また、2002年夏、天皇皇后の東欧歴訪の際、ポーランドの古都クラクフにおいて御前演奏の栄に浴した。長年文化芸術の発展に寄与した功績に対し、ポーランド共和国文化勲章「グロリア・アルティス」を贈られている。

プリマ・ヴィスタ弦楽四重奏団は、ポーランド室内管弦楽団とシンフォニア・ヴァルソヴィアの元メンバーから構成されている。以前、富山のサマーアカデミー、韓国のスウォン大学にて講師を務めていた。2003年5月より2013年4月の間、ワルシャワ室内歌劇場オペラ内の独立したアンサンブルとして、また2013年5月以降は完全に独立した室内アンサンブルとして活動している。

MEMBER PROFILE

クシシュトフ・ブゾウカ 第1ヴァイオリン

ヘンリク・パルリスの指導の下、ワルシャワのフレデリック・ショパン・アカデミーを卒業した後、1987年から2003年にかけてシンフォニア・ヴァルソヴィアのメンバーとなり、1997年からはオーケストラのソリストとしても活躍した。ソリストとしては、ユーディ・メニューイン指揮、マルタ・プタシンスカのコンチェルトグロッソをドイツとフランスで演奏したほか、ポーランド室内管弦楽団のコンサートマスターとして、ナイジェル・ケネディとバッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲をヨーロッパ各地で演奏した。タデウシュ・パチョルキェヴィチの二つのヴァイオリンのための作品をカタジナ・ドゥダと収録し、ポーランドのクラシカル・レーベル、アクト・プレアラブルよりCDをリリースしている。

ヨゼフ・コリネック 第2ヴァイオリン

Marta Sucheckaの下でヴァイオリンを習い始め、後にウッチの音楽院でゼノン・プウォシャイのクラスを卒業する。ポズナンのズジスワフ・ヤーンケ・コンクールとルブリンのカロル・リピンスキ・コンクールで受賞している。1978年から2003年にかけてはイェルジ・マクシミウク指揮ポーランド室内管弦楽団とシンフォニア・ヴァルソヴィアと共に2500以上のコンサートで演奏した。また、ヴァルソヴィア・カルテット、シンフォニア・ヘルヴェチカ・オーケストラやメニューイン・オーケストラ・フェスティバルの一員としても活躍した。ワルシャワ・スクール・オブ・エコノミクスの大学院で経営学を学び、ポーランドの4つの音楽祭(ポドゥコヴァレシナ、ヘウムノ、オジャルフ・マゾビエツキ、チャルトリスキ)で芸術監督を務める。

ピオトル・ノヴィツキ ヴィオラ

6歳のときAlina Steinbrieck-Rudzieckaの下でヴァイオリンを始め、16歳のときシュテファン・カマサのクラスでヴィオラを始めた。1980年にエルブラッグのヴァイオリン・ヴィオラコンクールで1位、そしてポズナンであったコンクールで2位を受賞。21歳のとき、ワルシャワのフレデリック・ショパン・アカデミーを卒業した。これまでにポーランド室内管弦楽団、コンチェルト・アヴェンナ、アルス・ノヴァ、カメラ―タ・ヴィスワ、ショパン・ソリストの一員として活動したほか、レオポルディウム、ヴラチスラヴィア、カペラ・ビドゴスティエンシス、シンフォニア・ヘルヴェチカと共演し、ポルトガルのポルト国際オーケストラでは首席を務めた。

ズビグニェフ・クシミンスキ チェロ

ワルシャワのフレデリック・ショパン・アカデミーとグダンスクの音楽院を卒業し、ポズナンのダンチョフスキ・コンクールとウッチの室内楽コンクールで受賞。グダンスクのバルティック・フィルハーモニック・オーケストラとワルシャワ国立ウィルハーモニー管弦楽団のチェロ・リーダーを務める。1990年よりポーランドピアノ四重奏団、ワルシャワ弦楽四重奏団の一員として活動している。ポーランド国内外でソリストや室内楽奏者として演奏するほか、CDもリリースしている。

(2017年2月現在)

PHOTOS

grupa02

Prima Vista String Quartet

プリマヴィスタ弦楽四重奏団

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