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Photo Copyright (c)Takashi_Arai ※ダゲレオタイプ(銀板写真)による。

昨年SONY CLASSICALから発売された「ベートーヴェン:悲愴・月光・熱情」がビルボードチャート・トップクラシカルアルバムで第1位を獲得。その作品の独特の解釈は音楽界に大きな波紋を呼んだ。来日のたび、新録音のリリースのたびに論議をまきおこす稀有な存在として、音楽界において確固たる地位を確立している。2016年10月には恩師であるエミール・ギレリス生誕100年記念として『トルコ行進曲~アファナシエフ・プレイズ・モーツァルト』をリリース。

BIOGRAPHY

来歴、祖国からの亡命

1947年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院でヤーコブ・ザークとエミール・ギレリスに師事。1968年のバッハ国際音楽コンクール(ライプツィヒ)、1972年のエリザベート王妃国際音楽コンクール(ブリュッセル)で優勝を飾る。特に、エリザベート・コンクール優勝時の演奏は、「まるでクリスタルのような美しい音色を響かせていた」と語り継がれている。1973年モスクワ音楽院を卒業後、レニングラード・フィルなどとの共演、ソ連国内のツアーを行ったが、1974年にベルギーへ亡命した。以後、ヨーロッパ、アメリカ各地でリサイタルを行うほか、ベルリン・フィルをはじめとした著名なオーケストラと共演を重ねてきた。現在は、ブリュッセルを拠点に活動。

初来日から日本での活動

1983年にヴァイオリニストのギドン・クレーメルの共演者として初来日。1987年の第3回《東京の夏》音楽祭のソロ・リサイタルでは、熱狂的な 成功を収める。また、1994年の第10回《東京の夏》音楽祭では、彼自身が作曲者ムソルグスキーと対話しながら演奏する音楽劇 『展覧会の絵』を自作自演で上演して反響を呼ぶ。この楽劇は、2009年にも再演され、前回の内容とは違う魅力を披露し評判となった。2001年来日公 演の模様は、NHK教育テレビ「芸術劇場」で放映され幅広く世にその名を知られることなる。さらに、2008年3月には、ドキュメンタリー番組「漂泊のピアニスト アファナシエフ もののあはれを弾く」がNHKハイビジョン特集で放送され、2012年7月、2013年1月NHK BS プレミアムにより再放送された。

傑作録音の数々

2003年の来日公演では、「ベートーヴェン:最後の3つのソナタ」を演奏。サントリーホールでの演奏会の模様がライヴ録音され、2004年に若林工房から発売。これまでに40枚以上のCDをリリース。1992年「ブラームス:後期ピアノ作品集」DENON、収録曲(3つの間奏曲 作品117、6つのピアノ曲 作品118、4つのピアノ曲 作品119)がレコード・アカデミー賞(器楽曲部門)を受賞。

(2017年2月現在)

BIOGRAPHY (ENGLISH)

Valery Afanassiev was born in Moscow in 1947 and studied at the Moscow Conservatoire under Jacob Zak and subsequently Emil Gilels. He has won two major international competitions: the Bach Competition in Leipzig (1968) and the Queen Elisabeth Competition in Brussels (1972).

In 1974 he requested political asylum in Belgium and currently lives in Versailles. Since his defection to the West, he has given concerts throughout Europe, Japan and the United States.

Valery Afanassiev has recorded more than forty CDs, the booklets for which he writes himself. The aim is to give the listener a total picture of his insight into the composer’s mind – a guided tour through his alchemical laboratory in which poetry, philosophy, painting, the Kabbalath and even wine, as much as musical notation, may be taken as points of reference.

Valery Afanassiev has written twenty-nine novels: fifteen in English and fourteen in French. He has also written sixteen books of poetry in English and nine in Russian, a book of long stories, a book of short stories, a huge commentary on Dante’s Commedia, three books of essays and two theatrical pieces inspired by The Pictures at an Exhibition and Kreisleriana, in both of which he performs as pianist and actor (in four languages). Recently he completed a play based on Kafka’s In the Penal Colony during which he performs Morton Feldman’s Palais de Mari.

For several years, Valery Afanassiev has also conducted a variety of international orchestras. He endeavours to approach something of the sound quality and polyphony of his favourite conductors: Furtwangler, Toscanini, Mengelberg, Knappertsbusch, Bruno Walter and Klemperer.

Last updated July 2015.

AUDIO

試聴 Schubert: Klavierstücke, D946-2 in E-Flat Major (Allegretto)

若林工房 東京ライブ2014 ベートヴェン&シューベルトより Disc-2

(品番:WAKA-4185 音源提供: 若林工房)

VIDEO

ヴァレリー・アファナシエフ「アファナシエフのベートーヴェン悲愴・月光・熱情」

PHOTOS

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REVIEW

~つまりは今、舞台上のアファナシエフがベートーヴェンと交信しているのではないかと思えるほどに鮮烈な情感が織り上げられたのだ。
真嶋 雄大・音楽評論家 2016年12月号『音楽の友』より

~類列絶無。正に孤高のピアノである。
船木 篤也・音楽評論家 2015年8月号『音楽の友』より

~自らを孤独へと追い込み、それでも孤独ではいられぬ人だけが奏でられる音楽だった。~ 鈴木 淳史・音楽評論家 2015年7月6日朝日新聞夕刊より

~打鍵の強さが地団駄を踏んでいるショパンの姿をほうふつとさせた。
伊熊 よし子・音楽評論家 2015年7月8日公明新聞より

2017 TOUR REPERTOIRE

プログラムA
  • シューベルト:4つの即興曲Op.90より
  •        第1曲 ハ短調
  •        第3 曲 変ト長調
  •        第4 曲 変イ長調
  • アレクサンドル・ラビノヴィチ:ピアノのための「悲しみの音楽、時に悲劇的な」(1976)
  • ブラームス:4つのバラード Op.10
  •       2つのラプソディ Op.79
プログラムB
  • ベートーヴェン:ピアノソナタ
  •       第7番 ニ長調 Op. 10 – 3
  •       第17番 ニ短調 Op. 31 – 2 「テンペスト」
  • ショパン:ノクターン
  •       変ロ短調 Op. 9 – 1
  •       嬰ヘ長調 Op. 15 – 2
  •       嬰ハ短調 Op. 27 – 1
  •       変二長調 Op. 27 – 2
  •       ロ長調 Op. 32 – 1
  •       ホ短調 Op. posth. 72 – 1

Valery Afanassiev

ヴァレリー・アファナシエフ – Piano

人生とは絶え間なくハーモニーを探究すること。そして完全なるハーモニーとは死だけです。
―ヴァレリー・アファナシエフ
講談社現代新書『ピアニストは語る』より

TOUR 2017
10/10 浜離宮朝日ホール
10/15 紀尾井ホール
PRESSKIT
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IMC MUSIC Agent Dept.
tel: 03-6970-2535
email: harmony@imc-music.net

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